黒埼七緒 非公式ブログ。

プロ雀士兼デレマスPの気ままなブログです。

第1回宮崎プロアマシリーズ 第1節

黒埼です。

ブログ更新滞っていました。理由は特にありません。

現在U149絶賛放送中ですね。千枝ちゃん回を慌ててみながら執筆します。

 

今回は、5月28日に開催された、宮崎プロアマシリーズ第1節の自戦記です。

 

今回、宮崎で初の開催となるプロアマシリーズ。

プロアマ混合の公式戦です。プロも、団体問わず参加できると思います。たぶん。

 

その記念すべき第1回第1節は、所属する日本プロ麻雀協会の代表、五十嵐毅プロが宮崎に来てくださりました。

 

システムは以下の通り

①規定人数が3回戦(50分+1局)を打ち、上位16人が4回戦目へ、

②ポイントを持ち越し、4回戦目(60分+1局)を打ち、上位4人が決勝戦

③ポイントを持ち越し、決勝戦(90分+1局)を打ち、最終順位を決める。

④①~③で決まった最終順位をもとに、SP(シリーズポイント)が配分される。

 

⑤規定の節を終了し、SP上位16人がグランドチャンピオン大会への出場権利を得る。

 

今自分が把握しているのはこんなところでしょうか。

 

ルールは日本プロ麻雀協会公式ルールです。

 

 

では、早速(映像無いので文字だけですが)自戦記をば

 

1回戦 西家スタート

海底で5800放銃したり6000オール自摸られたりしましたが

なんとか2着キープ

2着 +11.3

 

2回戦 北家スタート

ラス親特権発動中!(絶対特権みたいに言わない)

オーラス2着目から形式聴牌で連荘、その後

7700→1500→5800と3連続加点で逆転トップ

1着 +70.5

 

3回戦 北家スタート

2回戦終わって2位、1位のアマ選手と同卓。

親で平和ドラ1の立直→雀頭&順子として持っていた⑦が裏ドラもろ乗りで18000加点。

さらに立直に対して七対子読み切りの①ビタ止め成功

1着 +62.2

 

予選 +144.0 1位通過!

 

準決勝

1位通過だったので、8位・9位・16位通過の選手と同卓することに。

今回のゲスト、五十嵐代表と同卓。

今回のシステムの場合、準決勝の各卓で卓内トップになればほぼ決勝に行ける、多分そんなシステム。

卓内トップ維持には、ざっくりトップラス4万点差を決められなければ大丈夫な点差でしたが、しっかりトップ狙いで、無事トップ。

1着 +65.9

 

決勝

決勝のみ配信されてました。


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決勝メンバーはプロが自分のみ、あとはアマチュア3選手(一応名前は伏せますね。)

各自の持ち越しポイントは以下の通り

黒埼 +209.9

M氏 +206.3

G氏 +126.2

A氏 +111.3

 

各自の条件は以下の通り

G氏 トップかつ黒埼と1-3着23700差orM氏と1-3着20100差

A氏 トップかつ黒埼と1-3着38600差orM氏と1-3着35000差

M氏 黒埼より着順上かつ、G・A両氏の条件を満たさない条件

黒埼 M氏より着順上かつ、G・A両氏の条件を満たさない条件

 

以上の条件を確認してスタート

起家からM氏、黒埼、G氏、A氏の並び。

東1局

いきなり仕掛けます。西家G氏が立直。

M氏に親被りさせたい自分は1個仕掛けを入れて海底回し。

親のM氏もリーチを入れる。

しっかり海底で自摸ってくれて3000-6000の親被らせ成功

G氏 3000-6000(+1000)

 

東2局

平和高め一盃口聴牌。しかし高めが既に4枚見えていたことから黙聴に構える。

黒埼 1500 ←A氏

 

東2局1本場

仕掛けを入れて連荘

黒埼 1500(+300) ←A氏

 

東2局2本場

混一色の仕掛けを入れるも、G氏立直。

2向聴からは迎えず撤退も、高め一発自摸で親被り

G氏 3000-6000(+600)

 

東3局

M氏が早い立直。をしっかり自摸

M氏 500-1000

 

東4局

M氏が筒子一色手、親のA氏がドラポン、黒埼がタンヤオドラ1の仕掛け。

黒埼に軍配。

黒埼 2000 ←M氏

 

東場が終了し

G氏 50600

黒埼 20600

M氏 14800

A氏 14000

 

2着をキープして、G氏に厳しい条件を与えたいところ。南場に突入

 

南1局

配牌から明らかに混一色だが、字一色小四喜もちらつく手。

残念ながら最終手番でようやく混一色聴牌止まり。

M氏・黒埼の2人聴牌

 

南1局1本場

ま た 混 一 色 か

聴牌まで進むも、A氏が和了しきる

A氏 1300-2600(+300)

 

南2局

配牌で八を4枚抱える。

暗槓のタイミングをしっかり見極め、手がまとまってきたところで暗槓。

新ドラも使い切り7700聴牌

後がないM氏が立直。

危険牌を掴むも、勝負どころと判断し全力プッシュ

結果は・・・。

黒埼に軍配

黒埼 7700(+1000) ←M氏

 

南2局1本場

三色と良型くっつき狙いのイーシャンテンから、M氏に先制立直をかけられる。

さっきと違い、放銃自体が罪になる場面。放銃だけは避けてしっかり降りる。

A氏が七対子の闇聴を立直していたM氏から打ち取る

A氏 1600(+300) ←M氏

 

親が終わり、トップのG氏と18000点差ほどの2着目。

あとはしっかり局を消化して終わらせる。

 

南3局

黒埼 2000(+1000) ←A氏

 

各自の条件の確認を挟んだのち

 

南4局

黒埼 1000(+1000) ←A氏

 

終了

1着 G氏 +67.7

2着 黒埼 +14.4

3着 A氏 -24.1

4着 M氏 -58.0

 

トータル

黒埼 +224.3

G氏 +193.9

M氏 +148.3

A氏 +87.2

ということで、

 

第1節 優勝!!!

 

これまで準優勝は何回もあったのですが、優勝は初めて。

ようやっとシルバーコレクター返上です。

分岐点はやはり南2局の7700和了。無筋プッシュ怖かったけど勝ち取れてよかった。

 

次回は25日。矢島亨プロをゲストにお迎えして第2節です。

第2期前期 天照リーグ 第1節②

黒埼です。

前回の続きです。

Youtubeこれ


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3回戦 南里ー日向ー黒埼ー宮崎の並び

 

東1局 

二が配牌で対子の両面3組。平和進行して1000点、タンヤオつけば立直までいくかなーの進行。一盃口ついてきそうになったけれども直前に⑥が通ったし様子見の黙聴。次巡、四ツモ切りが南里のタンヤオ七対子への放銃牌となる。

南里 4800 ←黒埼

 

東1局1本場

ブロックが5ブロックあるけれど打点に期待できない形。変化を見ながら進行していたところに日向から立直。受けに回っていたが日向の最終打牌が宮崎の黙聴に刺さる。

宮崎 2600(+1300) ←日向

 

東2局

チャンタが見える手牌。索子の上がかなり切られていたこともあり、なかなかイーシャンテンから進まない。チャンタは崩れたものの、平和高め一盃口聴牌を入れ、高めがあと1枚しかなかったので闇聴に構える。日向からの立直も安全牌だけを引き続けることが出来て聴牌維持。

日向・黒埼の2人聴牌

 

東2局1本場供託1

南里から立直が入る。直後、雀頭が無い形の聴牌。切りたい牌はどちらも南里に通っていないが19牌で勝負しやすい牌で、一度打九で1単騎待ちでの聴牌を取る。数巡後、自摸5で58亜両面で平和聴牌。ドラ筋で通っていないが1も勝負し、現物の8に狙いを定める。しかし1枚見えの發をキャッチ。立直までに切られた牌に中張牌が多く、変則的な待ちも考えられる河だったこともありここで撤退。

さらに日向から追いかけ立直。海底は自分だが、一発消し・海底を宮崎に押し付ける・安牌足りてるの理由で仕掛けを入れる。

結果、南里が直後に自摸。フリテン3面張の立直だった。

南里 1300-2600(+2300)

 

東3局

毎度のことながら親番で配牌ぐちゃぐちゃな傾向があり、すげぇ困る。

しかし自摸が伸びてくれて、タンヤオの両面待ちで先制立直を入れる。

日向に追いかけられ、めくり合いになるも流局。

黒埼・日向の2人聴牌

 

東3局1本場供託2

配牌で9が暗刻。面前確定です。

ぐちゃぐちゃでもまたしっかり聴牌。間⑤待ちの愚形、しかし役ありなので黙聴に構える。和了牌は山に眠ってた。

黒埼 1300オール(+2300)

 

東3局2本場

配牌これ

これが

自摸を皮切りに4巡でこうなった。ちなみにドラ②

さてここで。

状況整理。

これ黙聴にできるか?立直したら安目でも12000からだし高め自摸れば6000オールから。しかも3面張で高めの方が枚数多い。

一撃で勝負を決めれる価値のある手。当然の立直。

ちなみに立直段階で残り6山。

 

 

流 局 し ま し た 。

 

な ん で や 。

 

 

 

黒埼の1人聴牌

 

ここでちょっと小休止が入ったので、こっそり裏ドラみました。

裏ドラ表示牌2。

 

安目自摸でも8000オール・・・。

見なきゃよかったわ(白目)

 

そして映像で改めて見返すと。

 

ワンパイ先生に3枚喰われてら。

 

ー完ー

 

 

 

 

 

 

 

で終わったら綺麗なオチなんですが、対局はまだ続きます。

メンタルもしっかり切り替えます。こんなことで凹んでたら麻雀プロなんてやってられません。顔芸はしてたかもしれんけど。

 

東3局3本場供託1

自分の親番結構長くなりがちです。

しかしここはトップ目の南里が躱しにきました

南里 1000-2000(+1900)

 

東4局

南里が一盃口確定のドラと役牌のシャンポンを日向から打ち取る。

南里 8000 ←日向

 

南1局

南里が親立直。安全牌が尽きた宮崎が放銃。

南里 7700 ←宮崎

 

南1局1本場

日向の立直が入るも宮崎が躱す。

宮崎 400-700(+1300)

 

南2局

タンピン聴牌を入れ、巡目の深さから黙聴にとるも、役牌の暗刻を入れていた南里が黙聴で宮崎から打ち取る。

南里 3200 ←宮崎

 

南3局

上と30000点差、下とは13000点差の2着目。まっすぐトップ目指して進めて親が流れたら2着確保を目指す。とにかくこの親番で稼ぎたいところで、5巡目に聴牌

入り目が9でタンヤオの可能性が消える聴牌で多少不満ではあるが、⑥⑨待ちで先制立直。宮崎から打ち取る。

黒埼 2900 ←宮崎

 

南3局1本場

配牌からは索子の混一色が見える手牌。

しかし日向から立直、そして宮崎も追いかける。

最終手番に清一色聴牌も、打ち出さないといけない牌が二者に通っていない⑤。

現物の9を打って撤退。

この⑤、宮崎への放銃牌だったのでしっかり引くことができたなぁと我ながら。

最終手番で突っ張って放銃って痛い目を何回も受けてた経験が活きました。

宮崎・日向の2人聴牌

 

南4局2本場供託2

親番が落ち、トップ目とは26800点差。跳満直撃で同点トップだが、守備に定評のある南里からそうそう零れる事はない。

南里も役牌を仕掛けて自身でトップを決めに来ていたので、無理せず下駄を預けた。

南里 1000(+2600) ←宮崎

 

3回戦 2着 +7.6

トータル ▲23.5

大きなミスはそこまで無かったように思えるが、8000オールが流局したのが痛すぎた。アンラッキーではあったけれども、しっかり耐えての2着を持ち帰れたのでヨシとしよう。

 

 

4回戦 南里ー宮崎ー日向ー黒埼の並び

東1局

配牌から123の三色同順が狙える。5巡目に確定三色同順させて⑧待ちで立直。

直後に親の南里、さらに日向が追いかけ、6巡目に3軒立直。なにこれ

しかしめくり合いに勝ち、幸先の良いスタート

黒埼 5200(+2000) ←日向

 

東2局

日向の立直と親の宮崎がダブ東とドラ跨ぎを仕掛けていて双方に通る牌が無い状態で手詰まり、聴牌維持でプッシュした牌が日向への放銃となる。

日向 3200 ←黒埼

 

東3局

一気通貫聴牌、五七九のリャンカン形から五→次巡九空切りで立直。

親の日向に追いかけられるも、流局

日向・黒埼の2人聴牌

 

東3局1本場供託2

親の日向がダブ東を仕掛けて連荘

日向 2900(+2300) ←南里

 

東3局2本場

4巡目に南里の立直。

自身はタンヤオイーシャンテン。欲しい25の筋の4枚目が切られたところでチーテンをとり、シャンポン待ちからの両面変化も視野に入れるも、終盤に撤退。

南里の1人聴牌

 

東4局3本場供託1

3巡目に日向の立直。手詰まった宮崎が放銃に回る。

日向 2000(+1900) ←宮崎

 

南1局

七対子なのか混一色なのか、どっちつかずの手進行になってしまってた。こういう時は素直にベタオリです。

日向と南里が立直をかけ、日向が制す。

日向 8000(+1000) ←南里

 

南2局

仕掛けを入れていた宮崎と日向の2人聴牌

 

南2局1本場

タンヤオのみで闇聴を入れる。親の宮崎が仕掛けを入れたことで立直に踏み切る。さらに日向も追いかける。

めくり合いは宮崎が自摸和了

宮崎 500オール(+2300)

 

南2局2本場

親を流すべく仕掛けを入れ、他3人を受けに回す。

黒埼の1人聴牌

 

南3局3本場

親の日向が立直。ドラドラのイーシャンテンも親相手には無理できず撤退

日向の1人聴牌

 

南3局4本場供託1

配牌ぐちゃぐちゃで受けに回るも、最終手番で聴牌しプッシュ。

この局は謎にお互いを牽制し合ってたので、ラッキーな1人聴牌をとれた

黒埼の1人聴牌

 

南4局5本場供託1

ドラドラの手だが形が苦しい。そこにトップ目の日向が立直をかける。

オーラスでトップ目が立直をかける状況、だいたい役無し良型待ちなので、両面と判断出来るも安全牌ゼロ。8000打つと3着目に後退するが、前に出ざるを得ないので二プッシュ。

直後に南里から自摸切り立直。日向は8000打ってしまうと自分と着順が入れ替わってしまうので、自分視点

8000打っちまえ!!の心の中での大合唱。

そして自分も七対子ドラドラ聴牌。南里の現物の1をプッシュ。和了牌は南里の5の筋の2待ち。出たらラッキー9600。

山に2枚はいるやろ(実際3山)という読み。和了でトップ浮上。日向から直撃取れれば王様タイム突入!

行けると思ったその瞬間。

 

南里一発自摸

南里 2000-4000(+2500)

 

( ´ ・ ω ・ ` )

 

4回戦 2着 +5.9

トータル ▲17.6 7位

 

1節目は4-2-2-2で終えました。

ノートップながら、マイナスは最小限にできたかなぁと

ただ、トップが大きいルールだから1回の和了次第では大きくプラス出来たと思うので、押し引きを中心にしっかり鍛え直していきたいですね。

 

次節は5月21日。対局相手は平田・松原・久松。

 

頑張ります。

第2期前期 天照リーグ 第1節①

黒埼です。

今回は4月30日に行われた「第2期前期 天照リーグ第1節」の自戦記です。

 

まず、「天照リーグ」って何ぞやって方もいると思うので簡単に紹介です。

天照リーグは、日本プロ麻雀協会の公式戦で、日本プロ麻雀協会宮崎支部に所属するプロ選手のみが出場できる全5節(20半荘)+決勝5半荘のリーグ戦となっております。

ルールは日本プロ麻雀協会公式ルール。赤ドラの無いMリーグルールといえば一番わかりやすいですかね。

 

今期で第2期となりました。実は第1期から参加させていただいてるのですが、第1期前後期ともに研修生としての参加だったので、正規プロとして参加するのは今回が初めてです。

 

今期は、最終節を除きすべての対局が別日対局(その分全対局が映像対局となる)となる都合で、卓組で対局日が異なります。

参加者が12名なので、3卓立つのですが、自分の卓組は第1節の最後の対局として行われました。

 

第1節の対局相手は日向・宮崎・南里の3名(敬称略)。

このメンバーで4半荘戦います。

 

映像はこちら。


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1回戦。日向・南里・黒埼・宮崎の並びでスタート。

 

東1局 

七対子に向かって進めるも、深い巡目に差し掛かっても聴牌せず受けに回る。

南里1人聴牌で流局。

 

東2局1本場

親の南里が他風牌の南・二を相次いでポン。ポン出し四、次巡に六の手出しで明らかに混一色ではなさそうな仕掛け。対々和が本線と読みを入れる。幸い、ダブ東は自分が対子で抱えていたのでドラ以外での放銃は3900程度で済みそう。そして自身も一盃口ドラ1の両面待ち聴牌。先制立直をかけるも宮崎に追いかけられ、宮崎が安目で自摸

宮崎1300-2600(+1300)

 

東3局

親番で配牌九種九牌。途中流局は無いルールなので、仕方なく国士無双本線で進行。しかし7巡目に南里の立直を受け早々と撤退。日向も追いかけ立直を打ち、横移動を願うも南里自摸。痛い親被りを受ける。

南里2000-4000(+1000)

 

東4局

配牌で役牌の東が対子も、あとが愚形残りかつ北家ということもあり仕掛けづらい。渋々2枚目の東を仕掛け、ドラが急所になってる形ではあるが進行。日向の立直を受けて聴牌したら勝負で粘るもその前に日向自摸

日向1300-2600

 

南1局

中盤に南里・日向が相次いで立直をかける。直後の牌図がこれ。


直前に出た四のスジで打七。

次巡は2枚見えの中を自摸切る。

さらにその次巡、南里打③、日向に③が通り、⑦の切り出しも早いので⑥⑨待ちの可能性は薄いと判断、南里にも中筋になっており、⑤が3枚見えでほぼシャンポンにしか刺さらない打⑥とし2巡凌ぐ。

 

一番安全な牌を精査する。選択したのは六。

理由としては、南里に対しては現物、日向に対しては通っていない牌だが、2枚見えの白を自摸切った次に手出し打3の立直。索子の下にブロックがあるのではないかという読み。三は愚形への放銃が六よりも否定できないこと、あとは2巡凌げることが打三ではなく打六とした理由だ。

そして最終手番。

まさかの聴牌。そして打④は③が4枚見えで日向への①④ノーチャンス、⑤も3枚見えで南里の④⑦ワンチャンス。そして両者に通る安全牌は四があるっちゃあるが・・・打④プッシュだ。

流局。僥倖の聴牌取り。

ちなみに日向は間7待ち、南里が25待ちだった。

 

南1局1本場供託2

第一ツモで南が対子に、和了で2300点ついて来る状況、ラス目ということもあって攻める。最終手出し4で辺7待ちの愚形ひっかけの形になり、宮崎から打ち取る。

黒埼1000(+2300) ←宮崎

 

南2局

親番南里が5巡目立直。撤退しようにも河が強く、こちらもドラが対子で押し返し易い形に。字牌を切って粘るも、粘りの一打とした中で放銃し、しかも裏3。

南里12000 ←黒埼

 

南2局1本場

ドラ待ちの愚形で立直し、流局

黒埼1人聴牌

 

南3局2本場供託1

聴牌して立直をかけたい場面。しかし全然聴牌せず、宮崎の黙聴に放銃。

宮崎1000(+1600) ←黒埼

 

南4局

3着との点差が14200差。2着とは14800差。8000直撃で3着浮上、3000-6000で2着浮上まである。

ドラが9で索子の一気通貫が狙える手に。辺3と⑥⑨両面のイーシャンテン。しかしド急所である3を日向がポン。ここで全力の真顔してます。

一気通貫が厳しいと判断し、迂回。途中で宮崎の親立直を受けるも引くつもりは全くなく、真っ向勝負。3面張立直をかけ、自摸。裏1枚乗っても着アップ条件を満たさず、4着で初戦終了。

黒埼2000-4000(+1000)

 

1回戦 4着 ▲42.0

ラススタートとなってしまったものの、4着にしては素点をしっかり持った4着。12000放銃もあれはいずれ放銃に回ってしまう、時間の問題だったかなぁという感想。それよりも仕掛けに対してもう少し真っ直ぐ攻めても良かったのではという反省があったかなぁと今更ながら思ったり。あと最後の2000-4000は攻めすぎでしたね。子方の立直に押し返すならまだしも、親に押し返すのは下手したら大惨事になってたので、この攻めすぎも反省点。

 

2回戦 南里・日向・黒埼・宮崎の並び。

 

東1局

まっすぐ進めても打点に期待できない配牌。チャンタ方向に進めて5200or6400を狙う。しかし中盤に日向、終盤に宮崎の立直を受けて撤退。流局

日向・宮崎の2人聴牌

 

東2局1本場供託2

平和が見える手組で進めるも宮崎の先制立直。これに親の日向が一発で放銃。

宮崎 3900(+2300) ←日向

 

東3局

配牌で筒子が多く、混一色に向かう。

中と⑥を⑥⑦⑧で仕掛けイーシャンテン

⑥を引いて①②③⑤⑤⑥⑦發の形になる。

聴牌打牌、⑤ではなく發にすべきだったなぁと反省。

黒埼・南里の2人聴牌で流局。

 

東3局1本場

5巡目に七対子聴牌。③待ちから良い変化を求めていたところにドラの西を引き、西単騎で立直をかける。ダマで9600だったので、闇聴にすべきでした。全員が降りに回り、流局

黒埼の1人聴牌

 

東3局2本場供託1

配牌からメンタンピンドラ1が見える形。日向から先制立直を入れられ、平和は崩れるも⑤⑧待ちのドラ跨ぎ(ドラ⑦)両面で追いかける。日向から打ち取る。

黒埼 7700(+2600) ←日向

 

東3局3本場

ダブ東混一色と満貫が狙える手。しかし東が出ない・・・。

そうこうしている間に宮崎から立直。日向が一発で飛び込んでしまう。しかも裏3

宮崎 12000(+900) ←日向

 

東4局

白と9が対子で仕掛けやすい形。トップ目の親を流しに行く

黒埼 400-700

 

南1局

再び軽快に仕掛ける。和了よりも大きな加点になる。

黒埼の1人聴牌

 

南2局1本場

日向の親立直を受けて受けに回る。

日向 2000オール(+300)

 

南2局2本場

配牌が重く、筒子の混一色に向かいつつもオリる準備を進める。

南里から立直が入り、オリ打ちした一が宮崎の七対子に放銃してしまう。

ここ牌図で見てみます。

ここで打一として放銃したわけですが、

候補がそもそも一と中の2択。そして中は親の日向の現物でもあり、日向が1枚見えの白を普通に切ったことを考えると、当然押し返しが考えられる。

自身の手も基本オリ路線ではあったが、降りる牌が少ないことからある程度押し返しも視野に入れなければならない。

宮崎の河は混一色が本線に見え、直前に打八の手出し。聴牌断定はできないものの、ある程度濃厚だと読みを入れるべきだったか。

といっても切る牌が結局一しかなく、事故放銃だと割り切るべきなのか。

 

南3局

役牌の対子を頼りに進めていく。途中南里から立直を受けるも、辺⑦待ちで聴牌

暗刻の9が槓子になり、暗槓をすべきか考え、南里の3巡目打8を受けて暗槓せずプッシュしたところ69待ちに放銃。

南里 1300 ←黒埼

 

南4局

3着との点差が近く、無理せずに2着狙いで進める。立直をすると南里の2000-4000圏内に入ってしまうため、役無しだが闇聴でひょっこり自摸狙い。

南里が3着キープの自摸和了をし、2戦目が終了。

南里 500-1000

 

2回戦 2着 +10.9

トータル ▲31.1

東3局の聴牌打牌ミスと立直判断ミス(七対子ドラ待ち)がトップを取り切れなかった要因か。放銃2つ、とくに一での七対子ドラドラ放銃はどうしようもない。

しっかり切り替えて次戦に臨む。

 

長くなったので一旦ここで。3戦目以降は明日にでも。まだ1文字も書いてないけど。

新人王戦のオフログ

黒埼です。

 

たまには麻雀以外のブログも書きたいので、今回は新人王戦本戦で上京した時のこと。

 

行った場所とかを時系列関係なくつらつらと。

 

 

神田明神

本戦前日に行きました。

重要な対局前にはお参りすることが多いです。

自他共に認める運指標が低い(多分下位2%以内には入りそう)打ち手なので、少しでも良い偶然を引けるように、お参りはちょくちょく行きます。

あとはしっかり目の前の対局に集中できるようにって意味も込めて。

今回は絵馬も書きました。

 

②すこやか麻雀 新時代さん

調整等、お世話になることが多かった健康マージャンの店舗です。

SNSでノーレートで打てるお店をお伺いした際に、小野遼介プロからご紹介頂きました。しっかり調整できたと思ってます。ありがとうございました。

 

オクタゴンさん

一度は行ってみたかった渋谷の競技麻雀の聖地。

対局中にオクタゴンさんのGM小山剛志さんがいらっしゃってて田舎民モード発動してました。

 

④池袋アニメイト本店

モバマス展に行きました。

千夜ちゃんのストラップ売り切れてた😭

プロデューサーランクガシャはS7でした。(ゲームではSSで終わってた)

 

東小金井駅

推し声優さん(ちとせさんの声優さんです)が出演されてて、1クール見てたアニメ「おちこぼれフルーツタルト」の聖地ですね。

中身とんでもないアニメだったけど。

ここも行ってみたかった。

 

⑥浅草

友人がとある同人イベントにサークル参加してたとの事で、挨拶も兼ねてその会場に。

その後合流して焼肉食べました。美味しかったです。

 

あと、ホテルでU149リアルタイム試聴できました。

ちとせさんらしき金髪が映って絶叫するオタクの図(脳内で補完してください)

 

また東京行きたいですね。対局で。

観光はまだ行ったことが無い場所。大阪とか行きたいかなぁと。

西プロアマとかゲストで呼ばれたいなぁ

 

外出なりしたら、また書けたら書こうと思います。

それでは。

第22期 新人王戦 本戦

黒埼です。

 

第22期新人王戦 本戦の自戦記です。

こちらに関しては、映像等は残ってないのでガバガバな記憶力を総動員して頑張って書きたいと思います。

 

※敬称略です。

ベスト64

対局相手は

今田孝志プロ(21期後期入会)

鈴木桃子プロ(22期前期入会)

新倉和花プロ(22期前期入会)

黒埼七緒(22期前期入会)

 

予選結果で卓組が分かれてた(らしい)とはいえ、まさかの全員1年目ルーキー。

もちろん全員自分視点では初対面なのだが、SNSで新倉プロは名前を知っていた方なので、わー知ってる人いるーって感覚。あと鈴木プロも舞台女優さんとのことで。

ちょっと有名な人を見ただけでテンション上がる。これが田舎民あるあるです。ここテストに出ません。

 

ということで早速。

1戦目。並びは起家から鈴木・今田・新倉・黒埼の並びでスタート

七対子ドラドラのイーシャンテン、攻めるかと思った矢先に鈴木が黙聴7700を新倉から打ち取り、

次局、①④待ちの平和ドラドラを先制立直。すぐさま鈴木から追いかけ立直

 

鈴木⑥で自摸

立直自摸七対子ドラドラ裏裏8100オール

 

アカン・・・

 

1戦目はこの和了で大きく抜け出したので、2着狙いにしっかりと切り替えて、なんとか2着死守。

1戦目

鈴木+71.8

黒埼+7.8

新倉-24.7

今田-54.9

の並びで終了。

 

2戦目。新倉、今田、黒埼、鈴木の並びだった記憶。

1着新倉と7900点差の2着で迎えたオーラス。

配牌でドラが対子。かつ自然に平和の立直と進めれる手順で6巡目聴牌

7900点差なので黙聴直撃でも足りない。立直ならば出和了OK。サンキュー切り上げ満貫。ということで立直で和了トップだ。

結果自摸して2000-4000。トップで終了。

2戦目は

黒埼+57.7

新倉+13.6

鈴木-25.0

今田-46.3

 

トータル

黒埼+65.5

鈴木+46.8

新倉-11.1

今田-101.2 で最終戦へ。

 

終戦。自身の条件は以下の通り

1着→無条件通過

2着→無条件通過

3着→鈴木・新倉のどちらかより上、かつ今田1着の場合106700点差、2着146700点差以内。2人共上の場合、

 新倉→1-3着16600点差、2-3着36600点差以内

4着→新倉・今田との着順差により条件は変わる。

 新倉→1-4着無条件敗退、2-4着36600点差、3-4着56600点差。

 今田→1-4着86700点差

 

敗退条件で可能性として高いのが、新倉との被トップラス。もしくは、新倉ー鈴木ー黒埼ー今田の並びで素点差を満たされることなので、自分が浮きの点数を維持することを第一優先に最終戦には臨みました。

終戦は、黒埼、今田、新倉、鈴木の並びでスタート。

開局、起家スタートで4000オールを和了し、あとは守備寄りの進行を心掛けましたが、東2局、親の今田の仕掛けに絞りをしきれず聴牌取られたり放銃したりがあったので、そこはすごく反省点だなぁと思います。

なんとか局を進めて、途中で新倉がトップ目に立ち、自身が2着だったこともあり新倉と協力関係に。

南3局はタンピン高め三色を聴牌も、当然の黙聴。新倉から安目で出和了し、オーラスも新倉の仕掛けに差し込み・アシストを狙いに行く。

新倉が萬子の仕掛けを入れた際に、七萬持ってますよみたいな牌の取り出し方をしたので、七萬使うブロックがある、というのは見抜けてましたが、東で今田からロン和了したのはびっくり。6巡目で混一色聴牌はびっくりでした。(タンヤオ本線で考えてたので)

 

ということで最終戦

新倉+60.2

黒埼+12.6

今田-22.9

鈴木-49.9

 

トータル

黒埼+78.1

新倉+49.1

鈴木-3.1

今田-124.1

でベスト64通過となりました。

 

 

ベスト32、ここから関西勢も合流し、完全トーナメントとなる。

対局相手は

晃平プロ(18期前期入会)

柊なつきプロ(21期後期入会)

藤井啓志プロ(21期後期入会)

黒埼七緒(22期前期入会)

 

ここでも田舎民特有の現象発動してます。

柊なつきプロ。麻雀遊戯王で観たことある人だー!!!!ってなってました。

うん、それだけ。

やるべきことをこなすだけ。

しっかり臨んだのですが

 

1戦目

晃平+65.5

藤井+9.5

柊-11.1

黒埼-63.9

 

2戦目

藤井+55.6

晃平+12.4

柊-29.3

黒埼-51.8

 

終戦、藤井or晃平と10万点差トップラス条件。

柊+69.2

晃平+25.0

藤井-19.0

黒埼-76.2

 

 

3ラス喫して敗退しました。

 

要所要所のめくり合い勝負で全部放銃に回ってしまう不運でした。

こればっかりはしょうがないかなぁって感じの負け方でした。

 

新人王戦自体は、この時に通過した晃平プロと藤井プロがともに決勝進出。晃平プロが優勝しました。

 

東京で戦ってみて、思ったこととして

結果ベスト32で敗退しましたが、

東京でも十分に戦える、という自信にはつながりました。

 

3日間戦うつもりで上京したのですが、1日目で終わり。

あと2日間のオフログ。どこかで書けたら書きます~。

 

時系列的に順番左右しますが、次回は4月30日の天照リーグ第1節の自戦記を書いていこうと思います。

それでは

第22期 新人王戦 宮崎予選②

黒埼です。

 

第22期新人王戦 宮崎予選のトーナメント2半荘の自戦記です。

決勝に残ったメンバーは、予選成績上位者から

黒埼・平田・久松・吉田 の4名。(1位通過ちょっと嬉しい)

 

この4人で2半荘(80分+1局)を行い、上位2名が5月3日より行われる第22期新人王戦の本選に駒を進めます。

 

トーナメント戦での戦い方はただひとつ。

「最終半荘開始時点で上位2位以内に位置しておく、可能であれば1位に位置する」

ということです。

終戦を如何に有利な条件で戦えるかで突破率が大きく変わってきます。

とくに協会ルールにおける2半荘勝負であれば、1戦目にトップを取れた場合の突破確率は90%オーバー。2戦目に4着を引きかつ特定の並びで素点勝負負け※しない限りはほぼ突破なので、1戦目にしっかり焦点を当てて戦いたい、そんな考えで卓につきました。

※基本的に1戦目(1-2-3-4)の並びとして、2戦目(4-2-3-1)が三者素点勝負、この場合2-2が一番有利になりえるので、1-4と4-1の二者で素点勝負になることが多い。

 

 

ということで1戦目

起家から平田・久松・黒埼・吉田の並びでスタート

開局、中のポンで両面待ちポンテンとれたところを鳴き忘れミス。久松→平田5800で親連荘。

しかし次局に立直タンヤオドラ1裏3というラッキー和了でトップ目に浮上。

その後は平田とのデッドヒートを繰り広げ、迎えた南3局の親番。

持ち点は

平田417 久松93 黒埼314 吉田176

平田とは104差なので、2600オールで同点に追いつく。しかし吉田に2000-4000を和了されると2着争いに巻き込まれてしまう何とも危険な位置。

配牌で中が対子、軽快に仕掛けていけば良型ばかりなので、連荘はできそうではある。3巡目上家の久松から打中の場面。

中をポンできれば軽く和了出来る手にはすぐになるだろう。

しかし先述したように、明確にトップ狙いの半荘でこの点差、次局の展開を考慮すると立直をかけて高打点に仕上げたいというのが実情。

ここではポンせずの進行とした。

次巡⑨自摸で中雀頭の立直でもOKと判断し打6、6巡目に3を引き入れ打四、中のポンテンOK、きっちり広いイーシャンテン(俗に言う完全イーシャンテンという形)の形に。

10巡目、一番嬉しい中を暗刻にした聴牌がとれ、立直。

ほどなくして吉田・久松から追いかけ立直が入る。

決着はすぐについた。久松が⑤を掴み自分の和了となる。さらに裏ドラが⑤!

7700+2000の加点に成功し、平田に600点差と迫る。

 

続けて南3局1本場。ここが5半荘で最大の試練だった。

10巡目に平田が先制立直。次いで久松の追いかけ立直が入る。

吉田も萬子一色手にすすめており、3人の立直・仕掛けを受けることになった。

そして手詰まる。そのときの牌図がこちら。

※上家の立直宣言牌は1、一発消しのチーを入れています。

さて、3人に通る牌が1枚もありません。ここでの自身の状況を確認します。

まず、久松の追いかけ立直について、この点数状況なので、安い立直はまず無いと考える。最低でも立直込みで満貫~跳満クラス、裏ドラ次第では倍満までありうる手とみれるため、ここで久松への放銃はトップ争い脱落どころかラスまでありえる。

平田の立直は、打点こそ読めないが役無しの立直のみを入れるプレイヤーではないので、ドラ対子以上と考えて5200以上。立直が偉い場面なので、良型愚形なんでもござれ。放銃したらトップ争い脱落。

吉田の仕掛け、切っている萬子牌が立直の現物だけ。聴牌しているかどうかの判断ができず、もし聴牌していて放銃したらドラ色なので8000放銃の可能性が高く、放銃したらトップ争いから脱落。といった状況。

 

ときつすぎる状況でした。流局した際の点数条件とか考える余裕もなかった。しっかりこういうのも込みで精査すべきなんだけどね。

自身の手牌の安全度精査をしていきます。また、同時に、誰に放銃するのがマシなのかも検討。

一→立直2軒には現物で、吉田にもワンチャンスの牌。ワンチャンスとか信用できない。

二→平田吉田には現物、ただし久松に通っていないスジ。

三→誰にも通ってないので打てるわけがない

四→平田には現物だが吉田相手に2スジ勝負はやってない。

⑥→③が三者に通っており、⑥⑨での放銃もワンチャンス。しかし、平田がワンチャンスを多用する打ち手であり、立直直前に⑧切り。⑥⑨待ちが全然否定できない。

3→平田の立直宣言牌が1で、愚形フォローの牌だと考えると、112や113から1を切った可能性があり、絶対に打てない。また、同じ1を立直宣言牌とした久松にも同様。

6→2スジ勝負。無理。

7→平田にはほぼ放銃しなさそう。8が4枚見えで初牌なので、愚形への放銃は否定できないが良形への放銃率は低め?

白→1枚持ちの役牌で初牌はきれません。

ということで絞りに絞って候補になった牌が一か7。吉田へのケアも兼ねて打7とした。

結論から言うと、平田が2待ちの立直ドラ3、久松が3待ちの立直混一色七対子。一発消ししてなかったらたぶん2で平田に放銃してたのを考えると、ナイス一発消しである。

最終打牌は直前に通った⑥を合わせ打ちして流局。

2人聴牌となった。

 

南4局2本場供託2

トップとの点差は2600。和了すれば2600点ついてくるので、和了トップのスピード勝負。

 

自摸が上手いこと進んで、久松の打7をチーして確定三色同順の1000点。久松からロン牌の三が出てゲームセット。

 

ここでトップ取れたのがでかすぎる。3着との素点差も大きく、2戦目にかなり有利な状況で挑めたと思います。

 

2戦目も、親番でダマ満貫を決めて優位にたちましたが、平田に躱され2着。

ちょいちょい危ない打牌選択あったので、体力切れてたなぁって。

しかし2着は勝ち確の条件だったので、無事トーナメントも制し、本選進出を決めました。

 

本戦に向けて、感じた課題とかを記し、最初の自戦記を締めたいと思います。

課題①

 体力づくり。

 本選では1日最大6半荘を戦う。決勝まで進出した場合、3日で17半荘という超ハードスケジュールになる。1日6半荘は未知の領域であり、脳体力もだが、肉体面での体力強化が必須。

 

課題②

 放送対局に向けた所作の改善

 決勝に進むと、放送対局としてYouTube等で配信がされる、その際に所作を丁寧にしておくこと。打牌の強さはもちろん、長考を減らすなど、雀力面での強化も必須。あと、腕毛どうにかしたいですね。自分から見ても見栄えが悪い。

 

あとは雀力強化をひたすらに行い、本戦に望めたらと思います。

 

本戦は5月3日~5日。東京にて。

 

 

 

それでは。

 

第22期 新人王戦 宮崎予選①

黒埼です。

自身が対局した公式戦の自戦記を書くことにしました。

記憶力がそんなにある方ではないので、全ての対局で書けるわけではありませんが、気ままに書いていきます。

 

早速。プロデビュー戦となった、第22期新人王戦 宮崎予選の自戦記を。

5月に本選が行われる「新人王戦」の予選です。宮崎では今年度から予選が実施されるようになりました。

エントリー人数7人に対し、本選進出枠は2。

黒子を1人いれた8人で大会形式を3半荘→上位4人で2半荘トーナメントを実施し、上位2名が本選進出となります。

ここでは予選の大会形式3半荘の自戦記を書いていこうと思います。

(漢数字が萬子、〇字が筒子、算用数字が索子、字牌はそのまま文字表記で記載。また、人物名は敬称略とさせていただいております。)

 

1戦目。起家から黒埼・吉田・宮崎・蒼野の並びでスタート。

大会形式なので、基本的に時間打ち切り(今回は60分+1局)となる都合、大会形式はなるべく多く親番でゲーム進行をしたいので、かなり良い座順でのスタートになりました。

 

東1局 蒼野の立直。自分は2副露入れて6と中のシャンポン待ち(白と1をポン)。自摸で700オールもしくは1300オール、中ロン和了で3900点の加点ということもあるが、立直への放銃だけはやってないので、きつい牌を引いたらオリの選択で粘り。2枚切れかつ立直の現物の北をツモ切りしたら吉田への放銃。

2枚切れ字牌単騎での放銃≒七対子への放銃で、6400を覚悟したら、申告は1600。肝が冷える放銃でした。ちなみに中が吉田と持ち持ちでございました。1600だったのが、まだ気持ちを冷静に保てる要因だったと思います。和了1回で全然カバーできますからね。

 

東3局2本場(親:宮崎 黒埼210 吉田242 宮崎352 蒼野196)

下家の吉田がチャンタの仕掛けを入れていく。そしてタンピン形の変化に向かって一の対子落としを試みて、切った一を吉田がチー。裸単騎。

牌図は以下の通り。

ここから一をチーしての裸単騎を展開。

基本的に赤ドラが無い麻雀では、打点をドラか手役に頼るので、赤ドラありと比べて打点が非常に読みやすい。ドラの1が見えていないので、吉田の手牌が二三11だったら5200の放銃であったが、①ポン打⑨→直後の蒼野の一をスルーしており、⑦もツモ切り。したがって一は放銃牌ではないことがわかるので、このタイミングでの一切りとなった。

ここで一をチーして、打東。ここで打東だったので、裸単騎の本命はドラである1。それ以外で唯一候補として上がる可能性があるなら、一。だが、一の場合ならそもそもチーしない選択を取るだろうし、一で打ち取るためにわざわざ裸単騎にする意味も薄い。あと一で待つなら打1になるだろう。ましてやそれをしているのが宮崎支部プロリーグタイトル「天照位」の現タイトルホルダーである吉田。かなり信頼できる打ち手であり、ほぼほぼ1待ちだろうと読み切り、次巡南を引いてタンピンを確定させるべく一を切り飛ばした。

すかさず九の加槓が入り、新ドラは二。打点も3200点が保証されたからか、和了率を上げるために吉田が1を手出し。

さすがにそれも字牌単騎に変えたのが読める。吉田に対して危険な字牌(おもに1枚見えの西と北がこの場合優秀な待ち牌になりえる)を掴んだら、抱えてメンタンピン聴牌したら勝負って形で粘ります。メンタンピンなら打点はこちらの方が上。すでにメンピンドラ1で十分形になっているので、面前聴牌なら二分の一勝負でもOKって形。

そして数巡後、この形。

ここで蒼野から打8。

チーテンをとるかどうかの判断。現状イーシャンテンで下家100%聴牌、上家も聴牌濃厚、対面は知らん。って状態です。点数状況的に、まだ東場ではあるものの、競っている相手2人に和了されてしまうと今後の展開が苦しい、満貫が見えるものの、500-1000でも暫定2着目に浮上する和了になるため、ここはチーテンを選択し、36待ちの聴牌

次巡、あっさり3引きで500-1000は700-1200の和了。2着目に浮上。

 

その後、東4局は蒼野が連荘しトップ目に浮上、南1局の親番で高め12000からの立直をかけるも躱され、

 

南2局 (親・吉田 黒埼242 吉田238 宮崎214 蒼野306)

7巡目に選択を迎える。牌図ドン

打牌候補は二・①・7の3種。いわゆるくっつきのイーシャンテン

くっつきの牌として非常に優秀なのが7。自身からすでに7が3枚見えで、他家が8が使いづらい形。

④もくっつき牌としてはくっつき方次第でドラ受けを残せる。二はくっつき牌としては弱いものの、打点ポテンシャルは一番高い。三や四引きで12000が見える立直をかけれる。

ここでの選択は、打①。234の三色の目も残しつつの立直自摸タンピンドラ1の2000-4000を狙いに行った。

次巡。引いてきたのは③。

見事に裏目を引いた。がそこまで気にするほどでもない裏目。③を空切りし、①③③④からのカンチャンターツ外しを演出。

2巡後。待望の聴牌。しかも一番うれしい三引き。当然立直に行く。

聴牌を取りにいった吉田から高めの四が出て12000の加点に成功。トップ目に浮上!

 

しかしながら南4局に蒼野が3200オールを自摸。逆転されて2着で終了。

素点をしっかり持った2着を取れたので、大会形式ではベストではないもののベターなスタートを切ることができた。

 

 

2戦目。起家から久松・黒埼・日向(黒子)・宮崎

東1局は久松が2900を和了するも、連荘の1本場でドラ役牌対子という良配牌。

これを活かしきって8000は8300をきっちり和了

その後は久松が主導権を握り、立直攻勢で45000点に迫るトップ目で南場に突入。

南2局で迎えた親番。

このときの点数状況は

久松447 黒埼268 日向147 宮崎138

この親番で可能ならばトップ目に浮上、流された場合は無理せず2着死守が当面の目標か。

ここから怒涛の親連荘タイムでした。

まずは先制立直を入れ宮崎から3900和了

1本場。日向の先制立直。その時の牌図こちら

こちらは567三色をにらんだ進行。途中で一盃口も含めるかの選択もあったが、見事に裏目を引いた(というかすでにこの形で一盃口受け入れがきつすぎた)格好。

正直この手から七は押しづらい。七プッシュは、まっすぐ攻めるなら⑦と5引きくらい。けど八とか引いてくれたら北の対子落としで押し返せるんだけどなー。

 

引きました。

 

そして上図から3巡後。

一番嬉しくない牌で聴牌した・・・。

ほか3種での聴牌ならノータイムで立直しますよこれ・・・。

というのも⑦や5引きならば高め三色同順が付くので立直平和三色同順で12000、立直をかけない場合は5800で打点上昇が大きい。

④引きでもドラなので、立直平和ドラ1で5800から。ダマの2900と比較しても大きい。

しかし8の場合のみ、立直平和、1500→2900、まあ親番でなければ基本的にダマにする一手になる。

さて立直判断どーしましょか。現状平和のみの聴牌ではあるが、両面待ちであること、ドラが和了牌であるため、ドラで放銃することがない。ならば

立直。

結果、日向から⑦でロン和了。2900は3200の加点でトップを射程圏内に。

ならばトップ目指して全力だ。

2本場。ここでも日向の立直を受ける。

ここから1巡でこうなる。

上図は發をポンした直後。ここから聴牌をとるには二or四を打つ必要がある。

ここでは単純に和了よりも、安全度を比較した打牌選択が必要で打四とした。

二も四も通っていないが、自身から二が3枚見え、かつ日向が七を切っており、ワンチャンスの形で四を切って聴牌をとりきった。

ちなみに二だと日向に放銃となっていたので、しっかり安全度比較ができたなぁと。

 

3本場は久松が躱しにくる。早い役牌仕掛けと2副露目。

ドラの白を2巡目に切ってて打点はほぼ1000点の仕掛け。

こうなればこっちがすることはただ一つ。立直をかけて足止めする。

愚形?知らんな。親リーだぞ、降りろ。の気持ちで。

そして立直をかけて連荘。和了は期待してなかったのでまあこれでOK。

 

4本場。勝負の配牌をもらう。

時間打ち切りのタイミングが着てこの局+1局で終了。

そして高打点を狙えるこの配牌。

狙うのは当然萬子の混一色

最終的に發も北も自力で重ね、2600は3000オールで逆転に成功!

 

5本場は久松が宮崎に放銃して、トップで対局を終えました。

 

 

3戦目。

起家から黒埼・前田・蒼野・久松。

2戦終わってスコアは+78.1の2位。さらに同卓4人の中でもトップ(2位~5位の卓になってました)で最終戦を迎えることができた。また別卓が1位と6位~8位の卓で、卓内で何位で終われるかというのが実質的に重要になっている点、ポイント状況的に同卓4人の中で2位以上で通過確定な条件。

したがって、ここでの方針としては「局進行」。無理に攻めすぎず、かといって守備に回りすぎることもせずの進行を心掛けた。上家がトータル3位の久松だったので、ある程度のアシストも期待できることも加味して、かなり戦いやすい条件戦でした。

この半荘では検証が2局。

 

南1局1本場供託1(親:黒埼 黒埼380 前田210 蒼野164 久松236)

7巡目の以下の牌図である。

点数状況的に無理をする必要がないので、安い手での連荘や立直はあまり考えていない。

直前に蒼野からドラそばの⑦が切られ、受けに回る準備をするかどうかの判断まで含めた打牌選択をすることになった。

まっすぐイーシャンテンに向かうのであれば、打⑦が一番広い(聴牌受け入れが四七②12の5種14枚、打3は受け入れ種類は同じ5種四七②③1だが、③が1枚見えていて5種13枚)

しかしここで選択したのは打1。受け入れ枚数は3種12枚に減る。

というのも先述した通り、この半荘は局進行がテーマ。下手に立直を打ってカウンターを喰らうのが一番悪手になるので、1手変化(例えば筒子まわりや34など)を引いた際にタンヤオへの推移ができる。タンヤオで手役をつければもし相手が勝負手をぶつけても、多少のリスクはあるが黙聴での躱し、また2000オール以上での和了が見える。

2000オール+1300あれば、基本的にこの南1の親番を収支プラスで終えることができるので、その変化も見ての打1だ。

次巡③自摸聴牌を逃した格好になったが、立直する気ゼロなので全く問題ない。打1で四七②⑤⑧34で聴牌をとれる広いイーシャンテン

次巡自摸八→ツモ切りを前田が仕掛ける。789三色同順が狙いだ。前田の打点がMAX3900まで絞れた。

その次巡で自摸⑧、打3で聴牌をとり、間もなく七自摸の2100オール。

トップを盤石にする大きな加点を入れた。

 

最後の検証は南4局(親:久松 黒埼413 前田267 蒼野117 久松203)

蒼野(対面)の点数状況と仕掛けに着目して欲しい。

オーラスのこの局面。

ラス目の蒼野がこの仕掛けを入れている。ドラは自身から1枚しか見えていない。

蒼野の仕掛けは、この条件下だと、確実に清一色であると言える。混一色だと打点不足だし、北家にとっての役牌が全種否定されているので、確実に条件を満たす清一色である。

ここで各者、どういう思考をしているだろうか。

蒼野視点:とにかく和了して決勝に望みを繋げたい。

自分視点:トップ終了できるので、どうぞ蒼野さん和了してください。けど自分も聴牌している以上は維持して躱せるようにしておきたい。

久松視点:放銃して12000点のラスをとろうが、+28.0くらいで予選を終えれてまあトーナメント行ける可能性が極めて高いので無理もしない。トップが黒埼でほぼ確定で、蒼野や前田にポイントを逆転される可能性が非常に薄いので尚更無理しないでもいい。

前田視点:蒼野とのトータルポイント差が50(蒼野+30くらい、前田-20くらい)なので、現状の2-4素点150差は逆転できる点差。なので和了されたくないというのが思考としてあるか。

盤面に話を戻して、蒼野の着アップ条件を整理する。

現状、3着の久松との差が8600差。鳴き清一色だと8000(厳密には一気通貫の複合役で12000になるが、四ポンで可能性は非常に薄い)の加点になるので、

久松からロン:久松を躱して3着浮上

黒埼からロン:着アップ条件を満たさないので不可

前田からロン:久松を躱すことはできないが、前田との差が15000なので、前田を躱して3着浮上。

自摸:久松を躱して3着浮上

という条件。

ではなんでこの局面をピックしたのか。

 

結論から言います。

 

立直しようとしてました。まあ、しませんでしたが。

 

というのも、ここで立直することで、蒼野の条件が緩和されるんですよね。したがって蒼野が和了しやすくなる条件が増えるんですよ。

上記の条件から

黒埼からロン:3着浮上

前田からロン:2着浮上

と緩和されるため、自分から和了できるようになるのが大きな理由でした。

特殊な条件下だとこういう思考が割と役に立ったりしますが、今回はノーリスクとはいえ実際に使うほどでもないと判断して黙聴続行。

最終的に蒼野が自力で自摸ってくれて終了。

 

3半荘の予選が終了し、

2着→1着→1着 トータル+137.4ptsで決勝進出を決めました。

 

決勝に関してと1日を通しての感想は次の記事で書きたいと思います。

 

それでは。